会社概要
業種 | 製造業 |
本社住所 | 岡谷市加茂町1-6-6 |
従業員規模 | 8名 |
公式ウェブサイト | https://www.apn-jp.com/ |
テレワークの概要
導入目的 | 従業員の働きやすい環境 |
実施内容 | テレワーク |
対象人数 | 8名 |
実施人数 | 8名 |
開始時期 | 2020年12月 |
テレワーク導入の経緯
エーピーエヌ株式会社は、『全従業員が仕事に夢と喜びを感じて日々成長し、設計技術を軸としたサービスで社会に貢献するとともにお客様に感動を与える』という経営理念のもと、プリント基板設計や機械設計を軸として、開発受託、基板や加工品の製造受託、製品組み立てなど幅広い分野で対応させて頂いているファブレス企業です。主軸の業務がCADを使用した設計業務となりますので、子育て世代の従業員や通勤距離が長い従業員を主に、以前より在宅ワークを導入して活用しておりました。
2020年に新型コロナウイルスの流行を受け、弊社独自で新型コロナウイルス感染防止に関する指針を策定し、テレワークについても現状モデルに合わせた内容に再度見直しました。
弊社は、従業員の平均年齢が30代前半と比較的若い世代が多いので、今まさに子育てをされている世代や、これから家庭を持つ世代などが安心で安全に働けるようテレワークの環境を構築しております。
導入した制度・規定
就業規則を全般的に見直し、新たに在宅勤務就業規則を制定しました。また、既に制定していた育児介護休業規程も見直し、フレックスタイム制を活用することにより、好きな時間・好きな場所で仕事ができるように改善しました。
実施環境
- Microsoft Teamsを活用し、業務データの共有化やプロジェクト管理及び共有化を行っています。また、チャット機能なども活用してコミュニケーションを取るようにしています。
- Kintone(キントーン)を導入し、ToDo管理や日報管理、勤怠管理や案件管理など自社で独自のアプリを作成して管理やコミュニケーションを実施しています
- Kincone(キンコーン)を導入しフレックスタイム対応型の勤怠管理を実施しています
また、在宅勤務や有給休暇などの申請及び承認も本システムを利用して運用管理しています - オンライン会議はMicrosoft TeamsやZoom、Google Meetを使用しています
- 新たに弊社オリジナルの販売管理及び見積りシステムを導入して共有化を行いました
- 会社よりPCの貸与や会社ドメインメールの利用を許可しました
- VPN接続による社内ネットワークへのアクセスを導入しました
- オールインワンモニター65インチを1台導入しました
現状・今
以前より、少しずつ在宅勤務を取り入れておりましたので大きなハードルはありませんでしたが、新型コロナウイルス流行をキッカケに本格的に在宅勤務のツールを拡充していきました。新たなツール活用やVPN接続により、社内にいるのと同じような環境で仕事ができています。また、WEB会議を活用し、社内にいる者と在宅勤務の者のコミュニケーションを取っています。
導入の効果
従業員の通勤時間が大幅に短縮され、仕事に集中して取り組めるようになりました。また、従業員が安心して働ける環境を構築することで業務効率アップにもつながっています。従業員それぞれが、新しい働き方としてスタンダードになっていくであろうITツールの活用や知識が身につきITリテラシーの向上にもつながっています。
従業員の声・感想
「どうしても新型コロナウイルス流行地域に行き来しなければならない理由があり2週間の隔離が必要な場合でも、在宅で業務にあたれるのでとても助かっている」 「自宅で子供を看ていなければいけないときに在宅勤務で業務ができるため、とても助かる」 「WEBカメラを使用して社内会議ができるため、自宅に居てもメンタル的に安心する」 「自分のペースで仕事ができるため、とてもはかどる」という意見の一方で「自宅だとプライベートとの切り替えが上手くいかず仕事がはかどらなかった」などの声もありました。
これから・未来像
今回、在宅勤務を積極的に活用したことにより、新型コロナウイルス感染症が落ち着いた場合でも、育児をしながら働ける環境構築を進めていきたいです。
難しかった点・苦労した点・解決策等
特にWEB会議システムに関して、カメラやマイクやWEB会議ツールを揃えても、個々の立地場所によるインターネット環境の良し悪しでWEB会議の質が決まります。この辺りが改善できると良いと思います。
会社・担当者としての感想
とにかく、従業員が安心で安全に働ける環境構築や従業員のエンゲージメント向上を進めてきました。通勤の負担軽減や育児に対しても積極的に関わっていただけていると思います。お互いがお互いを尊重し、高め合い、企業ブランドとしての価値を高めていけると良いと思います。