会社概要

業種建設コンサルタント業
本社住所上田市上田原1073-4
従業員規模50名以上
公式ウェブサイトhttps://e-misuzu.com/

テレワークの概要

導入目的新型コロナウイルス感染防止
実施内容在宅勤務、モバイルワーク
対象人数49名
実施人数40名
開始時期2020年3月

テレワーク導入の経緯

みすず綜合コンサルタントは、昭和49年の創業以来、高度経済成長にあわせ、地域に根ざして社会インフラ整備の一翼を担ってまいりました。主に道路や橋梁、砂防ダムなどの安全安心分野をはじめ、農業や林業インフラの整備、上下水道などのライフインフラに係わる測量・設計・調査を行っています。近年では建設DXに資する3D元測量や3D設計技術を駆使し、今後迎える人口減少社会や、より便利に快適な生活空間を創出するためのスマートシティ化に向けて、IoT技術を使い、取り組みを始めています。

導入制度

コロナのニュースが出始めた頃に緊急事態対策本部を設け、役員だけでなく現場責任者も含め、国または県・市町村の発表するレベルに対応した「新型コロナウイルス感染等緊急事態対応 基本方針」「リモート接続実施要綱」を作りました。

実施環境

  • リモートアクセス・・・VPN(NTT)
  • テレビ会議システム・・・Webex(シスコ)、Zoom
  • オールインワンモニター80インチ:2台
  • webカメラ:15台
  • ノートPC:10台
  • モバイルWi-Fi:13台
  • 個人PC、モニター

現状・今

全社員一斉の「みすずテレワークデイ」を土曜出勤日に定期的に実施し、リモート朝礼、部署毎の予定確認、出来形報告等を行って、緊急事態宣言時と同様、確実に実施できるよう工夫しています。テレワークに対する不安感や苦手意識の克服など、心の準備ができ、“特別なこと”から“当たり前のこと”という意識に変わりつつあります。

従業員の声

アンケートの結果「ウイルス感染の不安が解消された」が最も多く、次に「通勤の負担が減った」「集中して仕事ができた」という意見が多くありました。生産性については、意見はバラバラですが、「出社時とあまり変わらない」というものが多くを占めました。出来形は予定量の70~90%がほとんどでした。また、ストレスも「出社時とあまり変わらない」との声が聞かれました。ただし良い面ばかりではなく、出社している時のように「対面で気軽に相談することができなくなった」などのコミュニケーション面での不満もありました。

担当者としての想い

コロナ禍をきっかけにテレワークを実践できたのは良かったと思っています。一気に移行せず、一度立ち止まって考えることが必要だと感じています。テレワークが目的ではなく、働き方の手段の一つとしてあるのが理想で、仕事の質の向上や評価基準、また、労務管理などの課題は多くあります。平時にも行える多様な働き方として、試行錯誤を重ね段階的に進めていくつもりです。
しかし感染症のような事態には実施せざるを得ないので、いつでもできるような準備は必要と考えています。