会社概要

業種製造業
本社住所山梨県南都留郡富士河口湖町船津6663-2
従業員規模942名
公式ウェブサイトhttps://cfd.citizen.co.jp/

テレワークの概要

導入目的新型コロナウイルス感染予防
実施内容在宅勤務
対象人数915名
実施人数111名
開始時期2020年6月

テレワーク導入の経緯

シチズンファインデバイスは、シチズングループの主要事業会社として、創立以来培ってきた精密加工技術を生かし、現在では自動車部品、電子機器部品、水晶振動子、セラミックス部品、測定機器等、幅広く事業展開を図っており、業務内容の拡大及び海外展開等、更なる飛躍を目指しております。新型コロナウイルスの感染拡大により、3密回避などの対応として昨年よりトライアルでテレワークを導入しました。導入に伴い従業員にアンケートを行い課題や方向性を洗い出し、運用ルールを明確化しながら実施しました。

実施環境

  • テレワーク用システム運用ルール策定
  • テレワーク(PC持ち出し)事前申請
  • eラーニング実施
  • 持ち出しPCの暗号化
  • 自宅WiFiセキュリティチェック
  • Webカメラ、マイク貸し出し

導入した制度・規定

テレワーク実施時の社内共通ルールを整備しました。実施回数の上限を設け、勤怠システムで回数を確認できるようシステムを改修しました。また、テレワーク時のセキュリティ条件として、自宅ネット環境の確認も実施しました。

現状・今、導入の効果

感染拡大防止対策として、オンラインでの打ち合わせや社内研修の開催などが定着してきました。初めは不慣れな面もありましたが、現在では柔軟に対応できるようになってきたと感じています。暫定的に導入したため運用ルールも整備されていない状況でしたが、ルールの見直しにより、在宅勤務手当などを整備することができました。また、労務実務についてもシステムの修正を行い効率的に処理できる状態になりました。

従業員の声

テレワークを実施した従業員を対象にしたアンケートでは、「周りの状況に左右されずに業務に集中できる」「通勤時間を仕事に充てることで生産性が上がる」「子育て世代/介護世代などに対しては有効的な活用である」「会議の時間が短くなった(無駄話や脱線話が減った)」等、テレワークに対して肯定的な感想が挙がりました。一方で、製造現場を抱えているため、製造部門の近くで製品(現物)を直接確認したいという意見や、電話対応が制限されるため製造現場スタッフへの連絡ができないなどのコミュニケーションに関しての課題も出てきました。

これから・未来像

現在は一部の部門での実施で、全社的にみると未だ浸透していない部門もあるのが現状です。製造業のため、すべての部門で実施するのは難しい面がありますが、柔軟な働き方の一つとして定着するよう進めていこうと考えております。

会社・担当者としての感想

感染防止対策として始まったテレワークですが、オンライン化による生産性向上などを実現し効果を感じることが出来ました。アンケート実施時には後ろ向きな意見もありましたが、実施から1年ほどが経過し少しずつテレワークによる働き方が定着してきているように感じています。多様な働き方の一つとしてより定着するよう、課題や改善点の洗い出しを再度行い、引き続きルールの整備などを行っていきたいと思います。