会社概要

業種建設業
本社住所長野市若里2-15-57
従業員規模48名
公式ウェブサイトhttps://nihonsougou.co.jp/

テレワークの概要

導入目的従業員の働きやすい環境づくり
実施内容在宅勤務、モバイルワーク
対象人数全社員
実施人数20名
開始時期2020年3月

テレワーク導入の経緯

日本綜合建設は「災害から地域と人を守る」ことをミッションとして、主に地すべり災害やがけ崩れといった自然災害に対する地質調査や設計、対策工事を行っている総合建設会社です。拠点は長野市と松本市に置き、地域に根差した建設サービスの提供を行っています。新型コロナウイルスの感染拡大が顕著になりつつあった2020年3月から各種対策マニュアルの整備を進め、警戒レベルに応じた行動指針や対応マニュアルの策定・周知をしました。突然の休校や家族の発熱、自分自身が感染の心配がある場合に安心して働ける環境づくりを目的に在宅勤務制度を導入しました。現在は警戒レベルが下がっても在宅勤務ができるよう制度を変えており、感染症に関係なく「社員のみなさんが働きやすい環境づくり」の一環として在宅勤務制度の位置づけを変えつつあります。

実施環境

  • リモートアクセス環境整備
    外部よりサーバーアクセスが必要な場合はVPNを整備。アクセス権限の設定及びセキュリティ管理を厳密化して運用。
  • グループウェア(j-motto)を活用してスケジュール共有
    出社 or リモートなのかをスケジュールに記載。出社状況を全員が共有しています。
  • ファイル共有はDropbox
    共有が必要なファイルはDropboxを利用して共有。オンライン環境があればファイルへのアクセスができます。
  • Zoomによる打合せ
    採用は早々にすべてリモート化を済ませ、各種打合せも可能な限りZoomを活用しています。

現状・今

弊社独自で警戒レベル別の出社・勤務方針を策定しておりますので、感染レベルが上がった場合には会社として「在宅勤務を推奨」など指針を示しています。

また在宅時のコミュニケーションはグループウェアやクラウドストレージなどを利用してスケジュールやデータの共有を行うなど、在宅勤務でもストレスなく仕事ができる環境の構築を進めています。

従業員の声

アンケートを取った結果、「安心して働くことができた」「通勤時間の削減ができた」「集中できる時間が増えた」など、ポジティブな回答が大半でした。一方、業務の生産性については「横ばい」や「やや減少」という回答が多く、「印刷ができないこと」や「確認事項や質問などコミュニケーションが取りづらい」「時々家の中の誘惑に負けてしまうことがある」などが課題として挙げられました。今回はコロナ禍での実施でしたが在宅ワークの拡充を求める声もあり社員のみなさんには好評な取組でした。

これから・未来像

感染拡大時を除いて、わたしたちの会社では「全社一律」で在宅ワークを始める予定はありません。会社はあくまでも「在宅ワークの環境を作り込む」ことを進めて、制度利用は社員のライフステージに応じて社員のみなさんが自由に選べることが大切だと思っています。まだまだ課題はありますが、徐々に改善してより良い仕事環境が構築できるよう心がけています。

会社・担当者としての感想

コロナ禍をきっかけとして在宅ワーク制度を導入しましたが、現在では感染症対策というよりは「多様な働き方の選択肢の一つ」として変容しつつあります。採用活動もリモート化しましたが南は長崎から北は北海道の学生が一堂に会するのもリモート会社説明会ならではの出来事でした。

生産性という観点で言えば社内決済のオンライン化や外部から社内データへのアクセスなど、ネットワークインフラの再構築が課題となっています。

今後も在宅ワーク拡充のニーズがあれば柔軟に対応しながら、より良い環境の構築を進めていきます。