会社概要

業種製造業
本社住所小諸市柏木190番地
従業員規模419名
公式ウェブサイトhttps://corporate.murata.com/

テレワークの概要

導入目的新型コロナウイルス感染対策
実施内容在宅勤務
対象人数200名
実施人数200名
開始時期2020年2月

テレワーク導入の経緯

小諸村田製作所はスマートフォン等の通信機器に用いられるデータ送受信用の電子部品を開発・設計・製造している工場です。通信市場の技術的変化は目まぐるしく、短期間で解決しなければならない課題も多いため、CFTで5現主義にのっとり進める仕事が多く、当社でのテレワーク実施は難しいと考えていました。新型コロナウイルスの感染リスク低減のため、スタッフルームの密集・密接環境改善を進めましたが、スペース上の制約にぶつかり、更なる改善策として在宅勤務(テレワーク)を導入しました。

実施環境

  • リモートアクセス
  • Teams
  • Zoom

現状・導入の効果

積極的にテレワークを実施する従業員、積極的に出社する従業員に二極化しています。特定の従業員がどちらかに寄っているという場合もあれば、同一人物でも使い分けている場合もあります。現在、会議は在宅・出社に関わらず全てオンラインで実施しています。チーム内でのタスク共有や、実施可能な業務をテレワーク実施日に集中的に設定するため、業務スケジュールやタスクを整理し計画的に遂行できるようになりました。また、会社に出社しなければできない業務をメンバーと共有するため、マニュアル整備等が進み仕事の属人化の解消に貢献しました。

課題・解決策

顔が見えないことでコミュニケーションに支障がでることを危惧していましたが、オンラインで会議ができるコミュニケーションツールの活用などで、想定以上に困難は発生しませんでした。

従業員の声・感想

「オンライン研修などテレワークでまとめて受講すると集中できる」「通勤時間がなくなるので、その分ワークライフバランスが充実する」という意見がある一方、「自宅は会社のように就業環境が整っていないので仕事がしにくい」「出社した方がオンオフの切り替えがしっかりできる」という課題も挙がりました。

メッセージ・伝えたいこと

従業員個々人で状況が異なるため、テレワークが歓迎される場合もあれば、されない場合もあるようです。また、同一人物でもテレワークのメリットを感じる場面もあればデメリットに感じる場面もあるようです。いずれにせよ、会社側も従業員側も選択肢が増えることで、人材活用もしくは自己実現の幅が広がったと感じています。

担当者としての感想

工場という性格上、平等性を重視してテレワーク導入が困難と考えていましたが、「できることから・できる人から実施する」という考えでテレワークをスタートしました。結果的にテレワークを希望する従業員も希望しない従業員も、それぞれの考え方や状況に合わせて柔軟に取り込むことができたと思います。また感染症対策として、同居家族などに発熱などある従業員は一定期間出社停止にしていましたが、出社停止中も業務を続けることができ、万が一の感染拡大防止策と生産性向上を両立できたと考えています。