会社概要
業種 | サービス業(他に分類されないもの) |
本社住所 | 上田市中央2-10-15 |
従業員規模 | 130名 |
公式ウェブサイト | https://hatakuri.jp/ |
テレワークの概要
導入目的 | 仕事を楽しめる環境作り |
実施内容 | 在宅勤務 |
対象人数 | 90名 |
実施人数 | 74名 |
開始時期 | 2019年4月 |
導入の経緯
株式会社はたらクリエイトは上田市と佐久市のオフィスを拠点に、オンラインによるオフィス業務代行やコンテンツ作成を行っている企業です。「はたらくをクリエイトすることで、仕事を楽しむ人を増やす」というビジョンがあり、特に子育て中の女性でも仕事を楽しめる環境づくりを重視しています。テレワークはそれを実現するための手段の一つとして導入しました。キッカケは「子供が少し体調を崩して保育園を休ませたが、付きっ切りでいなければならないほどではない。そういうときに自宅で仕事ができませんか?」といった相談を受けたことでした。
導入した制度・規定
入社3カ月以上で一定のスキルを習得した従業員にはテレワークを承認し、各自で期間を決めて事前申請をしてもらえば、期間内ならいつ実施しても良いこととしています。ただし、週1回は出社すること。また、個人情報を扱う業務などは例外としています。
実施環境
GoogleWorkspaceを核にほとんどをクラウド化し、オンラインでほぼ全ての業務を実行できる状態。リモートアクセスはゼロトラストに準拠して、ローカルサーバーなし。固定IPは業務において必要な時だけ使用しています。
- グループウェア:Google Workspace(Enterprise Plus)
- チャットツール:Chatwork、その他(クライアントに合わせています)
- タスク管理:asana
- Web会議:Google Meet、Zoom
- ファイル共有:Googleドライブ
- 勤怠管理:Googleスプレッドシートに記入 → freee人事労務に自動反映
- 見積もり書・請求書:board
現状・今
テレワークは特別なものではなく、いつでも選択できる状態です。それぞれが目指す働き方を実現するためのツールであり、テレワークはあくまで選択肢の一つであると考えています。
導入の効果
子供の体調不良などで当日テレワークに切り替える人も多くいて、柔軟な働き方ができています。コロナ禍でのテレワークが余儀なくされたときも、想定以上にスムーズにリモートに切り替えることができました。また、パートナーの転勤で引越を余儀なくされても、事前準備を行ってフルリモートに切り替え、継続して勤務をしている従業員もいます。また、社内で Google Workspaceを活用したテレワークの知見が溜まったことにより、Google Workspace の正規代理店「TS クラウド」を設立しました。Google のクラウド技術を活用し、企業の生産性向上を推進する事業の展開につながっています。
これから・未来像
2019年10月の大型台風が去った連休明けの火曜日は保育園や小学校は休みとなりましたが、当社は全員にテレワークを許可して業務に取り組めるようにしました。このときは、従業員の1/3がテレワークを実施しました。今はオフィス併設の託児所に子供を預けて業務を行う人や、仕事のオンオフを切り替えたいという理由や、仲間との気軽な雑談、集中できるからとオフィス勤務が好きな人もいます。普段はテレワークをしていない人も台風などの災害時にはスムーズにテレワークができるよう、全員でテレワークを実施する「テレワークの日」を定期的に設けても良いかもしれないと検討しています。
難しかった点・苦労した点・解決策等
会社の設立当初から Google Workspace(当時の名称は G Suite)をフル活用していたため、そこまで大きな苦労はありませんでした。テレワークでも生産性が落ちないかどうか、アウトプットの質で判断しています。ただ、働きすぎに繋がらないよう業務量と時間の管理には配慮しています。
担当者としての感想
業種にもよると思いますが、当社のようなITを扱う業種はクライアントにとっても求職者にとってもテレワークができる就業環境は望まれていると感じています。従業員の9割以上が子育て中または介護中の女性なので、子供の体調不良や配偶者の転勤があっても、キャリアを断絶することなく楽しく働き続けられるような職場環境づくりを今後も進めていきたいと思います。