会社概要

業種製造業
本社住所諏訪市四賀3090
従業員規模230名
公式ウェブサイトhttps://www.miszu.co.jp/recruitment/

テレワークの概要

導入目的新型コロナウイルス感染予防
実施内容在宅勤務
対象人数230名
実施人数26名
開始時期2020年4月

テレワーク導入の経緯

ミスズ工業は、精密部品や電子部品の製造、生産用ロボット・装置の製作を行っているものづくり企業です。生産性向上のために働き方改革にも積極的に取り組んでいます。その結果、くるみん、ユースエール、健康経営優良法人、長野県職場いきいきアドバンスカンパニー等、様々な認定・認証を頂いています。

新型コロナウイルス感染対策の一環で、2020年4月より在宅勤務を緊急対応として実施しました。各部署で計画を立てて積極的に実施してもらい、感染リスク軽減に取り組みました。その後、実態把握、社内アンケートを行い、2020年10月に「在宅勤務規則」として制度化し、今に至ります。

導入の効果

web会議やコミュニケーションツールの使用、webセミナーの開催・参加、営業ツールの充実を図るなど、webツールの活用が活発化しました。また、会社メッセージや社内報を動画で配信するなど、社内外のコミュニケーションのあり方に新たな形を見出せました。今後もコミュニケーション向上に向けてそのあり方を検討していきます。

実施環境

  • コミュニケーションツール:Microsoft Teams
    web会議、チャットで活用
    リアルタイムでのコミュニケーションによりスピーディーな対応を実現
  • 社内グループウェアツール:desknetʼs NEO
    スケジュール管理、タスク管理、社内連絡、各種申請等で活用
  • 勤怠管理ツール:勤次郎
    出退勤のweb打刻で活用
    在宅勤務でもフレックスタイム制を適用
  • リモートアクセスツール:VPN(Cisco)
    社内ネットワークへのアクセスで活用

現状・今

新型コロナウイルス感染状況により、在宅勤務は減ってきました。また、在宅勤務中のコミュニケーションに関する課題も出てきています。多様な働き方に対応すべく今後も検討改善していきます。

従業員の声・感想

「資料作成や集計などの個人でまとめあげる業務では、在宅勤務の方が集中でき効率的に行える」「Teamsで業務連絡も随時でき支障はない」「通勤時間分が有効活用できる」「ノーマスクで仕事ができ、ストレス軽減になる」など概ね肯定的な声を聞いております。一方、「動かないので腰が痛くなった」「緊張感に欠けモチベーションの維持が難しい」など良い面ばかりではない意見もありました。

難しかった点・苦労した点・解決策等

以下2点の課題が残りました。

①製造現場のようにものづくりに関わる従業員など、全員が在宅勤務はできない現実があります。従業員の中で不公平感や不満が生まれないよう、ヒアリング等を実施していきます。

②ITリテラシーには個人差があるため、新たなツールに対する全従業員への浸透は簡単ではない状況があります。ツールの活用方法については社内インフォメーション等で発信していますが、今後も活用促進のための活動を継続していきます。

会社・担当者としての感想

コロナ禍で急な制度導入となりましたが、多様な働き方を推進でき、コミュニケーションのあり方などに新たな形が見出せたことから、良いきっかけになったと思います。これを機に働き方やコミュニケーション方法を検討する機会を増やし、より働きやすい環境づくりを目指していきたいと思います。