会社概要
業種 | 総合建設業 |
本社住所 | 松本市宮渕1-3-30 |
従業員規模 | 126名 |
公式ウェブサイト | https://asupia.co.jp |
テレワークの概要
導入目的 | 新型コロナウイルス感染対策、生産性の向上、社員の就労継続 |
実施内容 | 在宅勤務、クラウド管理、オンライン会議、在宅勤務手当 |
対象人数 | 60名 |
実施人数 | 32名 |
開始時期 | 2020年4月 |
テレワーク導入の経緯
新型コロナウイルスの感染拡大により、フロアの密を避けるためテレワークを実施いたしました。まずは感染拡大を防ぐ観点から基本的なテレワークの骨組みを定め、各部で運用しながら方向性を探り、2021年に正式に社内制度として整備いたしました。導入のきっかけはコロナウイルスでしたが、制度策定にあたっては育児や介護、病気の治療などさまざまなケースを想定し、生産性の向上、社員の就労継続、ワークライフバランスの実現を目的とした制度として、現在も活用しています。
実施環境
- 会社より在宅勤務用PCとWifiルーター、社用携帯電話を貸与
- 勤怠管理や日報、業務で活用する書類、申請関係をクラウド化
- ZOOMなどオンライン会議の実施
- 在宅勤務手当支給
導入した制度・規定
業務効率化の一環で、イントラネットを活用した各申請書のオンライン化や、社内書類を共有できるクラウドサービスの導入などは以前から取り組んでおり、テレワークできる環境は整っていました。そのため、上述のとおり制度の詳細を整備する前に導入することになりましたが、大きな混乱はなく、正式な社内制度としてのテレワークに移行することができました。
現状・今
現在は子育て中の設計職社員が短時間勤務と併用してテレワークを活用しています。
従業員の声・感想
- 通勤の負担が減ったため時間を有効活用できる。
- 自宅にコピー機がなかったため、資料を印刷してチェックしたいようなときは不便を感じたが、それ以外の通常業務に関しては、IT化が進んでいたので不便なく実施できた。
- テレワーク中のコミュニケーションが課題だった。従来はフロアにおける何気ない世間話の中で本人の体調や仕事の悩み事、業務の進捗なども共有していたが、テレワーク中は目的がないと会うきっかけがないため、適切なコミュニケーションがとりづらい状況だった。テレワークを経験したことで、業務とは無関係の世間話がコンディションを整える一助になっていたことを改めて感じた。
メッセージ・伝えたいこと
総合建設業である当社は、社員の半数以上が建築や土木の現場で働く施工管理職です。仕事の性質上、定期的な現場の巡回、安全管理などが必要なため、施工管理職はテレワークができません。テレワークの導入にあたっては目的を明確に定め、メリット・デメリットをしっかり検証し、適している職種を見極める必要があります。当社のテレワークの目的は、生産性の向上、そして育児や介護、病気の治療などさまざまな理由で出社勤務が難しい社員の就労継続などです。それらを実現するための選択肢のひとつとしてテレワークを活用しています。当社は今後も社員がやりがいをもっていきいきと活躍できるよう、テレワークをはじめあらゆる社内制度の整備と活用に努めてまいります。