会社概要
業種 | 建設業 |
本社住所 | 長野市吉田一丁目8番15号 |
従業員規模 | 189名 |
公式ウェブサイト | https://www.ctechcorp.co.jp/ |
テレワークの概要
導入目的 | ワークスタイル変革、新型コロナウイルス感染防止 |
実施内容 | 在宅勤務、サテライトオフィス勤務 |
対象人数 | 189名 |
実施人数 | 48名 |
開始時期 | 2020年10月 |
導入の経緯
私たちシーテックは、1962年の会社創立以来、中部電力グループの中核企業として、電力・情報通信・土木部門の建設保守業務を通じて、電力の安定供給の一翼を担ってきました。2000年代初頭からは、風力発電や太陽光発電、小水力発電といった再生可能エネルギー事業にも積極的に取り組み、低炭素社会の実現に向けて努力を続けています。ワークスタイル変革の一環として、テレワークやフレックスタイム勤務等の導入検討中に新型コロナウイルスが発生し、感染防止策として、本社(名古屋市)で事務職を対象にテレワークを試行しました。その後、制度化され全社員がテレワークの対象となりました。
導入した制度・規定
働きやすく魅力ある会社と生産性向上の実現のため、ワークスタイル変革に取り組み、下記の制度を導入しております。
- フレックスタイム勤務 本社:2020年4月、全社:2021年4月
- リモートワーク制度 2020年10月
会社業務指示型...感染症流行等により、通勤・出勤の回避が必要な場合
本人申告型...育児・介護、通勤負担軽減等(月5日を上限) - 就業時の私服カジュアル化 2021年10月
現状・今
当社は建設業であるため、社員の大半は建設現場勤務となり、現状は事務職を中心としてテレワークを月に数日実施しております。
導入の効果
- 自宅で集中して業務に取り組み、作業時間が短縮できた。
- テレワークが実施できるよう一部業務のペーパーレス化や電子化を導入した結果、作業時間が削減された。
- 長時間通勤者の負担軽減や感染リスクの軽減、交通事故リスク軽減となった。
これから・未来像
更にテレワークがしやすい環境を整えるため、社内申請書類や決裁業務の更なる電子化及び取引先との電子契約の導入に取り組んでいます。
また、当社は建設業であるため、社員の大半は建設現場勤務となりますが、将来的にはウェアラブルカメラやスマートグラス等のICTツールを活用した遠隔現場支援により、社員が終日現場に滞在しなくても施工管理ができるような取り組みも検討中です。
難しかった点・苦労した点・解決策等
ISMS認証の高度な情報セキュリティー設定としており、当初は社内イントラへの接続を会社貸与モバイルルーターに限定したため、台数不足で在宅勤務が進まない状況でしたが、システムを改修し、会社貸与スマートフォンからのテザリングも可能としました。決裁・承認業務は書類への押印が多く、テレワークの支障となっていましたが、順次ワークフローによる決裁・承認を導入し、改善を図っています。また、取引先との契約は、契約書類への押印・郵送が必要で出勤せざるを得ないため、電子契約の導入を検討しております。
会社・担当者としての感想
ワークスタイル変革等に取り組む中で、新型コロナウイルスが発生し、テレワークの導入が一気に加速しました。感染症予防だけでなく、Z世代以降が望む働き方にも対応すべく、取り組んでいます。
従業員の声・感想
- 単身赴任者の在宅勤務やサテライトオフィス勤務により、移動の負担軽減と家族と過ごす時間が確保され、家族に喜ばれた。
- 家事・育児や介護の時間増加に繋がり、心にゆとりができた。
- 社内研修は、長野支社から本社(名古屋市)まで往復約7時間移動と社員の負担も大きかったが、WEB会議システムで気軽に参加できるようになった。
実施環境
▶パソコン
全社員に貸与しているパソコンは、持ち運びに便利なモバイルパソコンへ更新(Webカメラ付き)
▶スマートフォン
全社員にスマートフォンを貸与し、テザリングにより社内イントラへのアクセスが可能
▶クラウドPBX
内線用電話機を撤去し、スマートフォンのIP電話機能で内線通話や外線転送が可能
▶通信回線
事業所LANのWi-Fi化、テレワーク用モバイルルーター導入
▶ファイルサーバ
データ類はパソコンへ保存せず、ファイルサーバへ保管のため、テレワーク先からアクセス可能
▶チャット
ビジネスチャットアプリ利用によるコミュニケーション
▶グループウェア
スケジュール管理、施設予約、情報共有化
▶決裁、承認業務の一部ペーパーレス化
電子捺印システム、ワークフローシステム、WEBデータベースソフト
▶勤怠管理
事業所設置の打刻機以外に、スマートフォン等からWEB打刻も可能
▶WEB会議システム
全事業所に設備導入(Cisco、電子黒板、スピーカーマイク)
▶ICTツール活用
タブレット、ウェアラブルカメラ、スマートグラス、スピーカーマイク、大型モニター