会社概要

業種食品製造業
本社住所軽井沢町長倉2148
従業員規模150名以上
公式ウェブサイトhttps://yohobrewing.com/

テレワークの概要

導入目的新型コロナウイルス感染防止
実施内容在宅勤務、モバイルワーク
対象人数105名
実施人数105名
開始時期2020年2月

テレワーク導入の経緯

ヤッホーブルーイングは、主力製品の「よなよなエール」をはじめとしたクラフトビールメーカーです。
画一的な味しかなかった日本のビール市場にバラエティを提供し、新たなビール文化を創出することで、ビールファンにささやかな幸せをお届けすることを目指して活動しています。
長野県内に本社/醸造所、東京都内に営業所がありますが、事業拡大に伴い従業員数も年々増え続け、各オフィスも過密になっていました。事業所移転の準備を進めているまさにそんな中、新型コロナウイルスの国内感染が拡大。社内や地域への感染拡大防止の視点から2020年2月より在宅勤務が可能な従業員に対して在宅勤務を推奨し、IT環境の整備を進めつつ実践しました。

導入した制度・規程

今回、新たに導入した制度や規程といったルールはありません。コロナ禍という環境変化に順応できる働き方はどうあるべきか、模索と調整を続けています。オンラインの会議や打合せは便利で効率的であることも分かり、スケジュール次第で在宅勤務可能な従業員は在宅勤務を中心としたテレワークを認めています。

実施環境

  • クラウドサービス(Google Workspace)の利用:業務データはすべてクラウドへ保管しており、いつでも、どこからでも情報へアクセスすることが可能です。
  • テレワークに使用している基本ツール:Google Meetを使ったテレビ会議と、Google Chatを中心にリアルタイムな遠隔コミュニケーションを行っています。
  • 情報セキュリティ:データのほとんどをクラウド保管により管理しています。このため安全管理として必要な確認や操作業務リモートで行なうことができています。端末の紛失等もしもの時に備え、PC端末は遠隔操作でロック、またはデータの消去ができるようにしています。

現状・今

オンラインでの打合せや資料作りなどの共同作業の経験値が急増しました。その経験を活かし、これまでリアルで行っていたこともオンラインを活用した取り組みにシフトしました。全社研修をオンラインで実施することや、動画を活用した社内周知、さらに業務外でも自宅からオンライン飲み会に参加するなど、当たり前のようになっています。

従業員の声

オンラインの打合せは会議室の予約や調整も不要で効率が良いという意見が多く聞かれます。また、子育てや介護といった私生活との両立がしやすいという点も大きなメリットに感じているようです。一方、出社時にはできていた広く浅いコミュニケーションの積み重ねがしづらいと感じている、という声もあります。

課題

特定の従業員同士のコミュニケーション量は得られますが、自部署以外のメンバーとのコミュニケーション量はどうしても減ってしまいがちで、部署を超えたプロジェクト活動も重視している自社において、この課題に向き合っているところです。

担当者としての想い

事業活動や就業の継続、生産性の向上につなげる1つの手段として、テレワークを上手に活用しながら、制度ありきでなく従業員やチームメンバーそれぞれの働き方にフィットした運用ができるようチューニングを続けていきたいと思います。