会社概要

業種サービス業
本社住所上田市常田3丁目15-50
従業員規模250名
公式ウェブサイト

テレワークの概要

導入目的新型コロナウイルス感染対策
実施内容在宅勤務
対象人数30名
実施人数10名
開始時期2020年4月

導入の経緯

特定非営利活動法人ワーカーズコープ上田事業所は上田市で児童クラブ、子ども食堂、学習支援、ボードゲームカフェ、みんなのおうち桑の葉、中高生スペース等々の運営・支援をしている非営利団体です。事業内容としてはテレワークが難しい業種ではありますが、コロナ禍における危機管理策として事業所の意思決定権を持つ役職者を分散勤務させる目的で2020年4月からテレワークを導入しました。

実施環境

  • ノートパソコンを使用
  • Googleスプレッドシートで情報共有
  • コミュニケーションツールはLINEを活用

現状・今

児童福祉事業を市町村からの業務委託で行っているので、1日の勤務時間は在宅勤務であっても各自の労働契約時間を上回らないように調整しています。また、紙媒体の書類が多く個人情報を扱うことも多いので、書類やUSB・ポケットWi-Fi等を持ち出す際は届出を提出し、返却時には必ず他者との確認作業を行っています。

導入の効果

事務作業を自宅で集中して行うことができるようになり、入力ミスが少なくなりました。また、移動時間を減らすことや交通費の削減につながっています。

職員の声・感想

電話対応では、途中で仕事の中断など時間を取られることがなく、特に繁忙期には仕事に集中できました。その反面、ひとりだと緊張感が欠けてしまうこともありセルフマネジメントが必要になるなどの課題も見えてきました。

これから・未来像

テレワークは事務作業を行う際は効率が良くコロナウイルスの感染対策としても有効ですが、児童クラブは人が集まる場所であり、日々様々なことが起きる場所なので在宅勤務によって責任者が不在になる日が多くなることは問題だと思っています。現場責任者の事務作業は2~3日分の業務量に相当するのでその範囲で在宅勤務を活用するようにルール化しました。実施日については各自に任せています。在宅勤務について規程を作成していくことも現時点では検討中ですが、私たちの業務に合った形を模索しているところです。

難しかった点・苦労した点・解決策等

導入当初は在宅勤務に向かない業務を担当する職員から不公平だと不満の声も上がりました。現場の責任者が在宅勤務を行う場合は事務所への報告は当然の事ながら、職員への報告も必要だと感じました。そのため、各現場責任者が作成し発行している「児童クラブだより」等の成果物を職員にも見てもらうことで不満の解消につなげています。

担当者としての感想

一人一人のスキルが違うため、テレワークでは支障をきたすこともありましたが、少しずつ解決し前進することができました。テレワークを実施している職員は全体の1割にも満たないですが、この働き方の必要性や利便性を理解して、お互いさまの精神で職員一体となり協力体制を作っていきたいと思います。