会社概要
業種 | 製造業 |
本社住所 | 茅野市宮川大悦9800-5 |
従業員規模 | 60名以上 |
公式ウェブサイト | http://www.taiyo-seiko.co.jp/ |
テレワークの概要
導入目的 | 従業員の働きやすい環境づくり |
実施内容 | 在宅勤務、モバイルワーク |
対象人数 | 19名 |
実施人数 | 9名 |
開始時期 | 2019年6月 |
テレワーク導入の経緯/導入した制度・規程
太陽精工は、樹脂板全般のNC切削加工・曲げ加工・大型CO2レーザー加工を行い、自動車・航空機・携帯電話等の内装・外装部品を手掛けるメーカーです。環境への配慮、また従業員の働きやすい環境に配慮し、日々ものづくりに取り組んでいます。
以前より従業員の働きやすい環境づくりの一環として、在宅勤務を導入していました。
新型コロナウイルスの影響で都内の感染者数が増加し、東京営業所への従来通りの出社・対面での打ち合わせのリスクが高まったこと、体調に配慮が必要な従業員の人との接触を減らしたかったこと、また、休校や登園自粛要請などで、子を持つ従業員が仕事を休まなければならない状況になる中、自宅で出来る業務に関して在宅での勤務の要望があがってきたことなどがあり、この規定を利用することになりました。
実施環境
- 会社よりPCの貸与、会社ドメインのメール利用
- VPN接続での社内ネットワークへのアクセス
- オンライン会議システムの利用。Zoomを利用し、毎日のミーティングやお客様との打合せも顔を見ながら行えるようにしました。必要な情報を遅滞なく伝えられるようにしています。
導入の効果/従業員の声・感想
本社と東京営業所とのやり取りは電話やメールが主な方法でしたが、Zoomを利用することで顔を見ながら会話ができるようになり、意思の疎通がしやすくなりました。月例ミーティングのために東京から移動する必要がなくなり、身体的な負担がなくなったことと時間を有効活用できるようになったことも良かったです。
課題・対応
感染症の状況や業務の状況に合わせて、現在も在宅での勤務と出社しての勤務を並行して行っています。テレワークを実施している中で、勤怠管理についての課題が見えてきました。在宅勤務においても就業時間の打刻や休暇申請等ができるようにクラウドシステムの導入を進めています。また、オンラインのやり取りでは、従業員のインターネット環境が異なることで、あらたな課題も明らかになりました。
営業部においては、経験豊富な従業員の仕事を間近で見られないというデメリットが見えてきました。電話やZoomを利用しつつ、必要に応じて対面での指導も実施しています。
会社・担当者としての感想
在宅勤務を実施したことを機に、多様な働き方を受け入れる体制が強くなりました。
製造業は現場で物を作る作業が基本となり、テレワークには向かない業種と言われますが、業務内容や状況に応じて実施することは十分可能です。テレワークでは成果が上がらないと思われがちですが、この働き方の時は、課題と求める成果をしっかりと設定すれば従業員はきちんと応えてくれると感じています。
また、感染症以外でも育児や介護等、様々な背景を持つ従業員がよりよい働き方をするために選択肢が増えることは、会社にとってのメリットであると感じています。多様な働き方を支援することで、従業員の定着にもつながると考えています。